2006
しなのキャンパスを振り返って
子どもたちが全身を耳にして集中する。感じて、動く。どの子のどの一瞬も逃したくない、と思う。

子どもたちの表現は、いつかとっくにこちらの思惑を超えて、生き生きと新しい芽となって伸びて行く。

可能性は無限に広がる。こちらもぼやぼやしていられない。
感性は磨いているか。いつも新鮮でいるか。子どもたちのたくさんのアンテナから情報をのがさずキャッチしているか。
子どもたちと出会うと、自分自身への問いかけが始まる。そして生き生きと生きるという実感を感じずにはいられない。

人は大きくなると表現をしたくなくなるのだと思い込んでいる自分がいた。いくら以前のキャンパスに参加したからといって、今回の「表現」にはまり込める子どもたちなのかどうか疑う自分がいた。予想は見事に裏切られた。体験は彼等の身体に確かに刻まれていた。四人の中学生は皆ちゃんと羊学級のあのころを取り戻していた。誰かがこうしろと言ったわけでもないのに。

音を聴く。
見えない音を見る。
聞こえない音を皮膚で感じる。
そして感じたすべてをあらゆる筋肉に訴えて表現する。
いつも根底にあるのは「表現したい」という情熱。
自分を取り囲むすべての人や事柄、物が、表現したい気持ちを揺り動かす。

しなのキャンパスでの出会いと新しい一歩に感謝します。


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