「謝礼」
田中和幸 Kazuyuki Tanaka
(平野小 教諭・しなのキャンパス代表)
しなのキャンパスを立ち上げてから3回目のキャンパス。
このキャンパスは日常の暮らしのなかでは、まねのできない「おもい」が見え隠れしています。
それは、「子どもから学ぶ」を問うこと。
そして、「子育ての悩みどころ」を振り返ること、です。
子どもも大人も「ひとりの伸びたがっている人間であること」に今一度、立ち返る必要性を実感している人たちが、自分のあり様を見つめ直すために集まるキャンパス・・・
そして、キャンパス終了後、再び自分の足で歩き出す・・・
本年度で3回目となるキャンパスが始まる前に抱いていたおもい・・・それは、
「平穏無事にまとめていこうとする私はいないか」
「何がテーマとなるのか」
「本当に課題が課題となるのか」
「親たちの理解が得られるのか」
でした。
そして、キャンパス終了時に抱いたおもい・・・それが、
「もう二度とやりたくない」
「こんなに大変なこと、自腹を切ってまでやる必要があるのか」
でした。
大変な労力が降りかかってくるキャンパスを支えていたもの・・・それはただひとつ、
子どもたちの「大変だったけど、ものすげえ楽しかった」の一言を聞きたいが為だったような気がします。
私たちはどうしても先々を見越して安心して過ごしたい・・・という気持ちが生活のあちこちに働きます。これは生活の知恵でもあります。反面、その安心を得るために、人間は「How to」を数限りなく生み出しました。
「こうすればいい」「こうすればこうなる」といったように・・・。
時代の流行に振り回されることなく、how toから生まれる行き詰まりを打開するためにも、目の前の子どもたちと私の暮らしを地に足をつけて歩みたい。そう願ってやみません。
帰りがけに照れくさそうに「ありがとう」と一言、すれ違いざまに言ってくれた小学生。いつまで続くかわからないけれど、私自身も「考えるキャンパス」を求めてみたい。支えてくださったスタッフに感謝します。そして、参加してくださった人。参加することを許可して下さったご家族の皆様すべてに謝礼申し上げます。
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