トンチンカンですが、
tae | member, tae, 未分類25 2月 2013
近々のブログを拝見しながら、ああ、私ってなんて自分勝手なんだろう。会議でも爆弾を落としっぱなし。自分でちゃんと最後まで責任もっていない。ということに気がついて、さて、これからどうしたら。と思っていた土曜日、東井浴子先生からお電話がありました。少し前に本をたくさん頂いたお礼状を出したのですが、「手紙をよう書かんから、お礼の電話してみました」とおっしゃいました。「それで、しなのキャンパスさんのお1人お1人はどういう繋がりなの?」と聞かれ、市川小学校から田中先生にお世話になっていること、リトミックで由美先生にお世話になっていること、浴子先生がたくさん質問して下さるので、そのまま、とうもろこしのこと、パントマイムのこと、いろいろお話をさせていただきました。
そして、「うちの方もへき地やから、1クラス9人とか6人とかですよ。市川とおんなじと思います。あなたは、田中先生や由美先生から学ばせていただいていることを周りの方たちにお話していかないと(いけない)。ダメな母親だからこそ言えることもあると思う。人一倍救われたことも。うちだって、おじいちゃんがへき地教育で立派なお仕事をしてきたけれど、私の子どもは1人も家に残っていないんですよ。長男はトヨタ自動車の関係でいまアメリカやし。一番下の息子だけは、今姫路で高等職業訓練学校で若い人たちに溶接のやり方を教えているの。先生って言っていいのか。でもね、そんな息子たちも帰ってくると、ふるさとっていいな。って言うんですよ。自分が還る場所があるっていいな。って。待っていてくれる人が居るっていいな。って。だからね、ここに居る人がどうするか、なんですよ。居るものが守っていかないと。だからね、自分のこどもに充分なことが出来なかったって思ったら、他の人のお役に立てばいい。それは巡り巡って、また自分の子どもにかえってくるからね」とおっしゃいました。
それで、まずは最初の1歩と思い、本当にトンチンカンと思いましたが、動いてみました。
以下、この前会社の駐車場の雪かき中に教えていただいたことのお礼の手紙です。
信州大学教育学部附属長野中学校御中
春色の和やかな季節の訪れが待ち遠しい頃となりました。突然の手紙、失礼いたします。
私は、長野市吉田駅前の高齢者住宅で働いております、㈱アイデムの米持と申します。
先日、上階のサーパスに住んでいらっしゃる、附属小学校、中学校へ通うご兄弟から元気をいただき、嬉しかったことをお伝えしたいと思い、たいへん失礼と思いながら、附属小学校、中学校へ同じ内容の手紙を書かせていただきました。
先日、雪がたくさん降った日のことでした。私は夜、会社の駐車場の雪かきをしていましたら、リズミカルに雪かきをする音が聞こえてきました。ふと見ると、吉田駅とマンションの間の凍結しがちな道から、駅前ロータリーの自転車置き場の方までずーっと広い範囲を雪かきしてくれたのが分かりました。それは、サーパスにお住まいの小泉兄弟でした。確か、お兄ちゃんは高校受験の年だ。と思い、「受験生だから風邪ひいたらたいへんだよ。やらなくていいよ」と言うと、小泉くんは「いや、自分の家の周りだから、当たり前のことなので。暇だし。」と爽やかに言って、またリズミカルに働いていました。お恥ずかしい事に私は「ひとりで雪かきはきついなあ」とか「はやく帰りたい」と思っていたのですが、小泉くんの言葉にはっとしました。『自分の住んでいる所』なんですよね。そういえば、こんなちっぽけな私でも社会を構成している小さなピースの1つなんだなあ。と思いました。そう思うと、他人事にしたり、人のせいにしてきた私自身をとても恥ずかしく思いました。
春から秋のころ、高齢者住宅の入居者の中には、夕がた玄関先で過ごすのが好きな方がいます。そうすると、附属小に通う1年生が帰って来て、声をかけてくれます。アルパカさんの話、ウサギさんの話、その日学校であった話。「アルパカさんってどんな動物?」というおじいちゃんの質問にも、身振り手振り、絵を描いたりして教えてくれて、アルパカさんのことが大好きなんだなあ。と感じます。今は、寒くてご入居者はあまり外に出ないのですが、お母さんと共に小学生が受付に寄ってくださって、この頃、○○さんにお会いしていないですけれど、お元気ですか?と、気にかけてくださいます。
私の子どもも、野沢温泉村の市川小学校で総合学習で育てていただき、今は高校2年生です。附属小の1年生のお母さん方が学校の様子をお話してくださると、懐かしくて、子どもたちのキラキラ輝く様子や、声が聞こえてくるようで、嬉しくて、いつまでも聞いていたい気持ちになります。お母さんから、「総合で育って高校生になると、今どんな風ですか?」と聞かれたことがあります。私は、「うちの子どもたちは、学級で自分らしくしていていい。そのままの自分でいい。ということを認めてもらいました。担任の先生も、学級を支えてくださったリトミックの先生もそうしてくださいました。そして、親も本当に救われました。子どもたちは常に自らが求めて学ぶという学級のスタンスの中にいました。今は、親子共々学びが足りないことを反省する日々ですが、こどもは毎日、部活、部活ってそれだけやっています。先輩後輩の関係とか、技術的な面での苦労はある様子ですけれど、総合学習を通して自分がやると決めたことに迷いもなく一途に向かえる力を頂いているところが、本当に幸せだなあ。と思っています。人と比べてどうかということはあんまり関係ないみたいです。」とお話ししました。
職場にいても、ご近所のこどもたちから教えていただいたり、学ばせてもらっては、ハッと自分を振り返ることばかりです。こどもたちのお幸せをいつもお祈りしております。
先生方、お忙しい中、突然失礼いたしました。この頃はまた寒い日が続いております。どうかご自愛のほど、お祈りしております。
長野市吉田3丁目9-19
ハートネット吉田内 ㈱アイデム 米持多恵
そうだ、そうだ。「ご一緒させて頂いた丸山さんは、野沢温泉村の社会教育委員をしていらっしゃいます」と東井浴子先生にお話したところ「それはまた、村にとって大切なお仕事やね」とおっしゃっていました。
先週は社会教育の会議、今週は学校運営連絡協議会の会議と2週続けて会議がありました。
どちらの会議でも「うーん、なんか違うんじゃないかな・・・」という場面があり、「それは本当に子どもたちのためになるのでしょうか?なんだか違う気がするのですが・・・」と言ってしまいました。
体験学習といいながらほとんど大人の考えの枠の中に入れようとしているのではないのかなと感じてしまったためです。
言うことは簡単です。でもその後納得していただくのはなかなか・・・・
先日、6年1組のみなさんの算数の授業を拝見させていただいた時、思いました。
私は口は2つ、耳は1つなんだと。
相手の人に納得してもらうにはまず相手の人の話をよく聴くことが大事だと教えていただきました。
それともうひとつ、ひとつひとつ丁寧にすること。
Oさんが「ここまではいい?ここは分かる?」と、ひとつひとつ丁寧に確認している姿をみさせていただいた時、はっ!としました。
私、全てにおいてやりっぱなしだと思いました。
あれから「ひとつひとつ丁寧に!」を心がけていますが、これがなかなか大変です・・・