( shinano campus members )

職場に、甲子園出場経験があるＯさんがいます。

Ｏさんは、銀行から引っ張ってこられた、エリートと呼ばれる存在です。とても数字に強いので、ときどき「売上を上げない職員はいらない」と言ってしまったりします。私も、Ｏさんも事務なので、売り上げていないのは、自分たちなのになあ・・・と思っていました。

翔はＯさんを尊敬しています。「Ｏさん、野球うまいんだもん」

年末、Ｏさんが、自分の高校の後輩のプロ野球の金子選手とゴルフに出かけて、サインをもらってきてくれました。そこには、「翔くんへ」と書かれていました。

大喜びの翔、抱きしめ、頬ずりして、部屋に飾り、いつまでも、いつまでも　眺めていました。

次の日「●●さんへ」と封筒一杯に大きな字で書かれたＯさんあての封筒を預かりました。御礼状だそうです。

Ｏさんに渡した次の日、Ｏさんに深々と頭を下げられました。頭を下げたいのは、こっちなんだけど・・・

Ｏさん「おれ、自分のこと、人間の屑だと思いました。・・・何のために野球やってきたんだろう。・・・改めていろいろ思ったり、感動しました。あの・・・・翔の手紙、おれ、金子に見せますね。」　・・・　私、中身知らないから、Ｏさんさえ良ければいいですけど・・・・

先週、Ｏさんと駐車場の雪かきをしました。

Ｏさん「うちの法人として・・・たとえば・・・お年寄りのために出来ることってなんなんでしょう・・・・ニーズはどこにあるんでしょう。今まで、えらそうでしたよね。今でも、このままでいいはずがないって気持ちはあります。職員の耳の痛い話しもしなくちゃって。俺も動きます」

・・・・こんなことがありました。