とおまわり
tae | member, tae25 2月 2011
お母様の入居のお話にこられたKさん。青果市場にお勤めされているKさんは、お母様のお話しの途中、どんどんと野菜や果物のお話になっていかれます。
Kさん 「木村さんのりんご。あれは奇跡にしか思えないんです。本当にすごい。だって農薬なしのりんごなんて絶対無理としか思えないから・・・。りんごの木ってすぐ病気になっちゃうの。木村さんのりんごという訳にはいかないけれど、このあたりでおいしいのは、保科のりんご。どうしてかっていうと、出来あがるまでに時間がかかるから。標高もちょっと高い。おひさまを浴びながら、木でゆっくりと熟されていくって大事なんですよ。ただ、お歳暮の時期に間に合わないから、農家は時期を待たずに収穫しなければならなくて・・・それが残念で・・・ やっぱり、土目も大事。どんな種でもだいたい芽はでるんだけれど、いかに良い土かでそのあとの成長が全然ちがうですよ」
本題のお母様のお話は時間切れで後日来ていただくことになりました。
また失敗です。・・・野菜や果物のお話から、お母様のおすがたがなんとなく浮かんで来て、温かい気持ちになりました・・・
家に帰ると、翔がなぜか「カラテキッド」の話をしました。
「弟子入りして空手を教えてもらおうと思ったら、
『ワックス・イン』『ワックス・アウト』とか言って窓ふきさせられて
だけど、それが、いつか空手になるんだよね。」
今日も、もうちょっとお仕事です。
なぜ、いつも近道をしようと思うと、行くことができないのか・・・・
とおまわりで、効率が悪いですけれど、せめて、ひとつずつ大切に・・・
とねがいながらいます。
もう机届いたよ、ベッドで寝るんだ、部屋で勉強するから・・・年長さんははりきってうれしそうにいろんな話してくる。伸びたい!勉強したい!ってこんなに思ってるのに。
公文、英語塾等に行く子が年長になると多くなるのは親のためとしか思えない。友達とも喧嘩できない、砂遊びもしない子に親がしてしまっている。
リトミックで由美先生が言ってました。順番を守れない、友達に貸してあげられないんじゃない、子供はできるんだって。
ほんとにそう思います、先生の怒鳴り声だけがむなしく響いているだけで、ちっとも心に届いていない。
任せればできる、そういう状況をどうやってつくっていくか・・。
私は担任じゃないから親に伝えたいことたくさんあるし、こうしたいなあって思うこともあるけど・・・じれったくて近道したくなります。でも結局子供の姿から感じて、自分のものにしてもらうしかない、言葉じゃない。
とおまわりだけどこれが自分に今できること、することなんだなあって思います。
こどもが保育園の頃・・・
「どうせ翔のいいところなんて、分かってもらえないでしょ」なんて頑なに思っていました。
本当に心配してくれる人を翔も彩もちゃんと、肌で感じて分かっていました。
私が、そういう大切な人につっけんどんな態度をしてしまうと、翔も彩もなんとも言えない寂しそうな顔をしていました。
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねながら、伸びたがっていた姿・・・・
今、高校の課題の斜面をやりながら、昔に比べて、ずいぶんと漢字が読めるようになったから、楽になったよ。とか言いながら憧れに向けて、喜んでやっている様子・・・
こどもの姿を感じられる柔らかな心を持ちたいです
3月5日もよろしくお願いします。
先日のリトミック、ありがとうございました。
由美先生の絵本を読んでくださるそばで、かれんちゃんがとっても嬉しそうに聴いていました。「もう一回」と言っていましたが、由美先生の声から絵本の世界が本当に広がって、あなぐまさん達に出会ったようで・・・ずっと心に残っています。
リトミックの黄色いバックや本や道具を大切に大事にしているかれんちゃんの姿をこの日も見させていただきながら、リトミックの大切な道具から勉強させていただくことも改めて感謝でいっぱいになりました。
ちーちゃんの大きなぬいぐるみの写真も思い出します。
とものまわりにもぬいぐるみがいました。大事にしているようです。ピアノもいつも自分で磨いてとっても大事にしています。由美先生、皆さんに教えていただきます・・・子ども達って、自分の道具もみんなの道具も大切にしている・・・。時々、とものものきれいに重ねたり、ぞうきんかけるとき、勝手に動かしてしまって・・怒られることあるけど・・・自分で動かして広げているんだから・・・意味があるし・・そのままで・・ともの事なんだと思いました。
先日のリトミックで教えていただいた・・・補助線や複線を引いてみる事・・・・。本当に不思議です。とおまわりでも線が繋がれば意味があって・・・。
そうか・・・子ども達はゆっくりでも自分から大切な線を引いているんだ・・・。
貴や智の幼い頃も、それを待てる自分ではなかったし、勝手に切断してしまっていたのではないかと思いました。由美先生、皆さんのように私も大切にできるようになりたいです。