寿美先生と
yumi | member, yumi19 7月 2011
小林寿美さま
お家の方のお加減いかがですか?私も先週義父の入院・手術で付き添いを余儀なくされ、色々なこと考えさせられました。いつもどうあることがベストなのか、考えて家族に伝える。今の私にできることできないことを、まわりに分かってもらう。簡単なことですが、それしかないなとおもいました。(中略)寿美ちゃんは、今どういう状況ですか?どのようにしたらいいか教えてください。例えば、この曜日の半日だけなら確実にあくという日は、月に何回持てるのか、絶えず不安定な状況にあるのか。いつも思うのは、寿美ちゃん自身が「迷惑をかけるからやめておく」ではなく「これをしたい」「これだったらできる」ということを言ってほしいと言うことです。(中略)やはり定期的に3人での研修を持ちたいです、3月に1回でも。話だけでなく、ピアノや身体を使ったトレーニングはお互い見合い、聴き合うことが一番効果があるし、収穫も多いです。そうやってリトミックの内容を濃いものにしていきたい、それだけです。でもきっと状況は大変で、それどころではないのかもしれません。でも、みんなも気にかけながらどうしようと迷っています。寿美ちゃんは自分のことを人にいうタイプではないのですが、どうか敢えて自分の情報公開をしてほしいです。 北島由美
FAXをいただきありがとうございました。
いろいろとご迷惑をおかけしていてごめんなさい。
寿美さま
メールをありがとう。本当にご苦労様です。
親の介護に関わることは、誰もが避けて通れないし、今まさに直面していることですよね。
だから、余計私も智恵子ちゃんも人ごととは思っていません。
実際私の父も、明日検査入院で、結果によってはいろいろな状況が生じてくるでしょう。
父も母も私が忙しいからと、極力頼らずいますが、本当のところは頼りたいのだろうな、
と思うことは多々あります。
ずっと受講していた、中垣先生の講座のおかげで、私自身、長いこと思い込んでいたことから少し解放された気がしています。
自分自身を分かるのって、本当に難しい。
まして、家族とどうかかわるかも。
知らないうちに自分に染み付いた世代間連鎖から逃れることは、容易ではないからです。
悔いなく生きるなんて、あり得ないですよね。でも、よりよく、前向いて生きることはできる。どんな状況にあっても。
今は心からそう思えます。
迷惑かけたり、かけらりたりです。
ほんの少し、吹っ切れるきっかけはやっぱり人と関わる中でしか生まれてこないのかな、と思います。
あこがれの人とのつながりを大切にしていたら、やっぱりいいことあります。
少し前、ももちゃんからメール来ました。その中で、「何かを見て聞いて知ってわかったつもりになるのは危険で、実際やってみないと肉にならないと実感しています」
この言葉を今、毎日のように思い起こしては、一日を振り返ります。
リトミックってまさにこういうことなんだなと思います。
だから私もすみちゃんの状況を分かって(分かったつもりになって)何か気の利いたことを言おうとしているんじゃないのです。
決めて行動するのは、自分自身でしかない。だとしたら、行動するとき一緒にできることをやらせてほしい。一緒にやる仲間をつくったら、本当に楽になる。よりかかればいい。
私は、今、付属、市川、平野のお母さんたちとの月2、3回の勉強会でたくさん深呼吸してます。
私が困ってると知らないうちに何でもやってくれます。「○○やります!」「○○しておきました!」
いつも事後報告です。支局のいろんなことも、勉強させてくださいって手伝ってくれる。
北長野講師会でも坂本先生や、山下先生や、由紀恵先生から発するたくさんのアイディアをみんなで形にしていく楽しさに支えられています。
自分のレッスンの中のだめだめを聞いてもらったり、他の教室の先生からのたくさんの悩みや相談を聞きながら、知らないうちに自分自身に投影して、あっそうかって分かることがあります。
結構辛辣なことも言い合います。でも楽しい。
人とつながることは、時として奇跡も生み出すってこと、ここ数年私は経験しています。
不思議なつながりの中で生かされていることを、感謝しています。
寿美ちゃんの話をただ聴くから。どうぞどんなボールでも投げてください。
YUMI