少し足りないくらいがいいのかも・・・
TAKA | member, taka6 5月 2012
町田先生の「書」を拝見させていただいた後、千葉に行って来ました。
大家さんに御礼を言いたかったのもそうですが、昨春、美幸を送り出したまま一度も行ってなかったため、実際生活している姿をみたくて、連休で混んでいるのを承知で行って来ました。
ちゃんと食べているのか、足りないものはないのかと余計な心配をしていた私。
台所を見たとたん驚きました。あまりの調味料の多さに。(ターメリックやガラムマサラまであって・・・)冷蔵庫の横にはレシピらしきものが貼ってありました。食事はしっかり食べている様子がみられほっとしました。家ではほとんど料理しなかったのに・・・
しかし、その他の生活用品は私の目からみれば足りないものばかり。テレビはもちろん脱衣かごにいたるまでないものだらけ。
2日間彼女と生活をしてみて、足りなくてもいいのかなと思えてきました。元々震災の時でほとんど物がない状態からのスタート。それに比べれば随分まし。なければないなりに工夫している姿がみられ、しかも、いずれ引越しするために、物は増やしたくないと思っているようで。
余計なことするのはやめようと思いました。しかも口出しは。高校のころ牛乳を飲んだ方がいいよと言ったけれどほとんど飲むことなかったのに、冷蔵庫に牛乳が入ってました。本人がその気になればちゃんと飲むのに。料理や掃除だってやれやれ言われればやる気なくすのは当然だな。子どもに対して口も足りないくらいでいいのかも。私いろいろ言いすぎてました。手を出し、口を出しすぎてたんだ・・・・・
はぁー。
子どもの心配するより自分の心配した方がよさそうだと思い帰って来ました。
GW、合宿から帰って来た彩が、あまりにも晴々とした顔で、スカーっと帰ってくるのをみて、私も似たことを思いました。
なぜだか、彩のやっていることの方が、翔がやっていることより気になります。
なんでだろう・・・・
まあ、親子というよりライバル視するんでしょうね。同性として。だから気になる。
だからさっさと「お前には負けない!」っていっちゃう方が楽だったりして。
私はだいぶ前に宣言してますが。
目の前のどんな相手に対しても同じ自分であるかをこのごろ思います。とても難しい事です。知らず知らずに自分の都合の良い部分だけをみせたり、少し上から目線になったり。同性の子どもに対して、そうなりやすいのだと思います。異性の子どもに対してはもっとたちが悪かったりして。
まわりの子をみるように、まわりの子にいうようにフラットな自分を保って我が子に接する事は至難の業ですよね。
父の遺作展にたくさんの方が足を運んでくださり、中でも近所の整骨院の先生が父が大好きだったイヌのシャルちゃんをつれてきてくれたとき、父のまなざしが小さな1年生にも同僚にも校長にも一匹のイヌに対しても同じだった事を思い知りました。
一人一人の人間のすばらしさをもっとわかるおとなになりたいと思っています。
そうでした・・・・
本屋さんで鎌田實先生の「日本を幸せにする会社」(ちょっと題名があやしいです)を立ち読みしながら、ふっと思い出したことがありました。
鎌田實先生、風子さんと繋がっているんですよね。
諏訪中央病院の看護学生に風子さんが授業したお話をどこかで見たのですが、どこでみたんだったか・・・。
町田先生の書を見せていただいて、フラッシュしてきたことでした。