離れて…近づいて…

kazu | kazu, member
14 7月 2011

5年生の子どもはおもしろい。実に不可思議だ。

とても自分の手のひらで踊っている子どもたちではない。この展開を一年間待ち続けていた。

同時にていねいに伝えていかなければいけないこともわかってきた。

そのひとつ…昨日,児童集会終了後の朝の会の場面である。「今日の児童集会で各委員会からの連絡があったよね」「うん,あった」「私たちの委員会も連絡していたんだけど,私たちはあの連絡があること知らなかったんだよ」「なんかそういうことあるよね」「うん,6年生だけですませてしまっていて」「これじゃあ,児童会目標とはちがってこないかなあ」

このあとまだ続くのだが,ビデオに撮ってあるので,あらためてみたい。ここに秘められている言葉にとてもおもしろいものがある。同時に6年生批判になってしまっているととらえられがちな表現もある。しかし,子どもたちは6年生を対象に語っていない。自分たちが児童会をどう運営するかに視点をあてていた。

このビデオを先生方に単純に見せて,波立たせていくやり方は今までの俺のやり方。

今度は,違う切り口で先生たちに伝えられる気がする。その視点が今見えてきた。

ただし,受け止める側がどう出るかは,どちらの切り口でやっても同じ結果を生むのかもしれない。そこが,まどろっこいところでもあるし,神様の手のひらで踊らされている自分がいるような気もする。

One Comment

  1. yumi より:

    受け止める側が、ほんの少しの感じる力を持っていれば、何かが動いていきますね。
    感じる力をなくした人が多いところにずっとおかれてきた田中先生は、こんどこそ学校が動き出す瞬間にいるのだと思います。大きな歯車が勢いよく動く瞬間に。

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