自分だけの地図
tae | member, tae, 未分類23 8月 2013
足のせいにして、ずく無しをしていると、次々に居室を訪問するお仕事が来ます。
Hさんのお宅にて・・・・
Hさん「私は長い間、障害者の解放活動を健常者の人としてきたけれど、みんな分かっているようで分かっていないんだよね。自分で骨折したりなんらして、やっと気持ちに寄り添えた。なんていう言葉が出て来る。こんなこと言っちゃ失礼かもしれないけれど、どうだい、米持さんも怪我をしてみて分かったこともあったんじゃないかな?」
私「Hさん、本当に正直に言うと、私、怪我をしても人の気持ちなんて何にも分かっていないです。自分の不自由さっていうのはものすごく感じています。だからって本当の正直な気持ちを言えば○○さんの気持ち分かります・・・という感じではないです。」
自分で言って、はっとしました。分かったようなことを平気で言ってきた自分を振り返りました。怪我をしてから、人の気持ちに寄り添えたらいいなあ。という願いはいつもあった。でも、それが出来たか・・・というと全然出来ていない。
こんなこと言って、怒られるかと思ったけれど、いつも仕事に厳しいHさんが、なぜだか今日は「そうかい。そうかい。」とニコニコして話を聴いてくれた。なんでだろう。
相づちうつのって難しいです。いつも「そうですよね」と話の途中で力強くうなずく人がいますが、いらっとします。(話ホントに聴いているの?)って思ったりして。あと、分類する事もすごい違和感。「最近の子どもだから」「あそこの地域の人だから」「多動の子は‥」「アスペルガーの子だから」などなど。がっぷり四つで向き合って初めてその人が語ってくれる、教えてくれる。そうならないうちに思い込みの中で、相手をわかった気になってしまう事が怖いです。