いま

tae | member, tae
17 10月 2013

14日は野球部の3年生を送る会でした。午前中の3年生対1・2年生の試合、あんなに楽しそうに野球をする3年生を見たのは初めてでした。現役のときは、自分を磨くための試練真っ只中だから、苦しさの方が表にでていたけれど、みんな根っこは野球が好きだから続けて来れたんだ。と思いました。そのあと、1~3年の親も子も先生方も皆での昼食会の中で、3年生それぞれから在校生へのメッセージがありました。ボロボロと男泣き、泣き崩れながら、それぞれが思いを伝えました。
M「自分は、最後の夏の大会で背番号をもらうことが出来なくて・・・・・。悔しくて辛くて・・・・・。1,2年生は、特に2年生はどんなにきつくても、辛くても、この冬の厳しい練習を乗り切るしかない。どんなにきつくても、それしかない。」
K「自分は春以降夏の大会の2週間前まで、心と身体のバランスが狂ってしまって。まるっきりストライク入らないし、B(2軍)に落ちてからもデッドボールやフォアボールばっかりで、なんど野球をやめようと思ったか。でも突然、諦めるのは嫌だって思えた。もう一回頑張れた。今、背番号もらえない人も絶対に諦めるな。そこで終わるな。監督さんや部長や仲間を信じて頑張れ。」
S「毎日の練習はきつくて、苦しくて。入学したころは、先輩との関係の中で理不尽なことも多くて、何度もやめようと思った。最後に、よし、明日やめようと思ったとき、友だちのY君が夜電話をくれて、もう少しだけ一緒に頑張ろう。って言ってくれた。その言葉を励みに、もう少しだけ。もう少しだけ。と思いながら今まできた」
T「自分は、副キャプテンという仕事をもらったんだけど、なかなかチームをまとめることが出来なくて、みんなに迷惑かけたんだけど・・・・・。みんな、今まで本当にありがとう。」

「野球やって来て本当に良かった」と言った人はほんの数人でした。夏の大会での悔しい思いなどもあったから、みんなまだ渦中にあるのだと思いました。私自身もいろんなことがあったから、まだ心静かに見守ることが出来ず涙がこぼれました。
ただ、3年生がとても大きく、立派にみえました。就職も進学もみんなそれぞれの道に向かって行く中で、気持の整理が出来ていても、出来ていなくても、今、自分が出来ることをやるしかないんだ。立ち止まっているような状況じゃないんだ。と思いました。私も感傷に浸っている場合じゃない。ガツン、ガツンとこどもたちからいろいろいただきました。

2 Comments

  1. tae より:

    金曜日の競歩大会終了後、野球部の友だちが泊まっていて、毎食相撲部屋のような我が家です。彩は毎食給食当番です。

    ご飯のときや、温泉に行く時のふとした会話から、そうとは言っても、全部全部気持ちの整理なんて出来ない。行ったり来たりしながらいるんだと思いました。うだうだしているかと思えば、気がつくと、キャッチボールしたり、トレーニングしていたり、友だちの存在、大きな支えです。

  2. yumi より:

    友だちがちゃんと横にいる。友だちといろんな事でぶつかる。自分の気持ちを言葉にできる。自分たちの社会の中に居る。
    実は当たり前の事じゃない。それができない子、それを不自然と思わない子があふれている。

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