自然
tae | 未分類19 12月 2020
今週は、ただただ自然のすごさをひしひしと体感し、畏れを感じています。ただただ、人間の力ではどうにもならない大きなものの中に、すっぽりと包まれていることを感じています。
今週の始めから降り続いた雪は、積雪とうに1メートルを超え、見える景色は一夜にして真っ白になりました。雪の壁がどんどん大きくなって、隣のお家の明かりが見えなくなりました。でも、その雪の壁の向こうにほのかな明かりを感じると、ほっとして、温かい気持ちになります。
あまりの雪で電気の供給も悪くなって、毎日毎日数時間の停電。聞けば、雪による倒木がいっぱい過ぎて問題のある場所までたどり着かないとのことです。正直、まいったなあ。ということばかりですが、それでも大雪のなか、夜中でも誰かが作業してくれているから電気を使える時間帯もいただいている。
今朝、外で「バキバキバキバキー!」と大きな音がして、ふと見ると、神社の近くの大きな木が雪で避けて倒れてしまいました。呆然と、ただただ、「すっげー!」と口をあんぐり開けてみていました。
雪空を見上げ、容赦なく落ちてくる雪を眺めながら、自分の力じゃなくて、生かされているんだなあ。と感じています。
この寒空に、停電はこたえますね。
それにしても、この大雪には参りました。
いつもは野沢は除雪がバッチリなのですが、さすがにこの大雪で、除雪作業も間に合わないらしく、朝出勤する時は一本道で、片側通行状態。ちょっとひやひやしました。
除雪の方々、本当にお疲れ様です。
そして私はというと、もうすでに筋肉痛状態。
参りました。
自然の力恐るべし。
それと同時に、近所の方々に助けていただき、愛も感じた数日間でした。
毎日、毎日、雪や寒さの対策お疲れ様です。
朝から除雪隊のKさん、「おーい!お前たほうの石垣、ブル(ドーザー)で、がっ!てやっちまってさあ。(壊した)悪いことしたあ。春になったらなおすから、かんべんしてくれよな。」と来てくれました。一面真っ白な世界での作業は何の境もわからないので、大変だなあ。と思います。
今週は少し雪も落ち着いてくれるとよいですね。
土曜日の午後から、日曜日の朝まで続いた停電も7時過ぎに明かりが灯ると心底ほっとしました。ずっと不穏だったじーちゃんも、ばーちゃんも、ほっとした様子で、私も肩の力が抜けてほっとしました。
なんでも、他の県から「発電車」を持ってきたということで、人の力や技術、智慧もすごいなあ。と思います。
七ケ巻婦人部ラインでは、「反射式のストーブ活躍した」とか、「湯たんぽの温かさが幸せだった」とか、「湯たんぽ代わりにペットボトルに熱湯入れたら理科の実験みたいに面白い形になっちゃった」とか、「豆炭こたつに潜っていたよ」とか、「ランタン型の懐中電気、ヤマダ電機でセールだったよ」とか、いろいろと「持ってて良かった停電乗り切りグッズ」を紹介しあいました。
僻地(あえて言います)で暮らすということは、容赦ない厳しい自然の中にいることなんだなあ。(獣害もそのひとつ)だからこそ、ぶれない、しっかりした考えを持てる人になりたい。東井義雄先生の本の「子らのうた」を読みながら、感じています。
今年は雪に悩まされそうですね。
みなさん雪かきで無理しないでくださいね。
レポートは書けるかわからないな。
良いお年を。