ご褒美

tae | 未分類
7 10月 2022

急に寒くなりました。皆さんお元気ですか?職場もなかなか落ち着かず、コロナ以外に胃腸炎、肺の病気等々体調の悪い方が出るたび、右往左往しながら、毎日何とか過ごしています。

一番の願いは、ヘルパーさん方(なぜか皆さん若者です)が仕事しやすいように、なんとか陰ながらサポート出来たら・・・と仕事のやり方をシフトチェンジしています。(歳をとりました)

100個辛いなあ・・・と思う中、1つ良いことがありました。

すみません。共有させてください!

入居者の方の投稿が掲載されました。今、頑張っている人、心が折れてしまっている人、全ての人へ、“ハートフル”な“エール”を送ってくださっています。

2022年10月6日㈭信濃毎日新聞掲載「私の声」より

「ハヤリヤマイ」看病に感謝

 もう少しで100歳になる私は、小さい頃から新しい物、珍しい物にすぐに飛びつく癖がありました。そのせいか今流行の「ハヤリヤマイ」に飛びついてしまいました。鼻が低く、マスクをすると息苦しくなるので、ちょっと浮かせて着けていたためかと今になって反省しているところです。

 現在、ホームに入居している私は、自分の体の苦しみより、入居者の皆さんに広がってしまうのではないかということの方が心配になって、心が痛み、涙が止まりませんでした。幸い職員さん方の懸命の努力で広がることもなく済み、私自身も4回の予防注射と先生、職員さん方の看病のおかげで軽く済みました。暑い中、完全防護をして看病してくださった職員さんに感謝するばかりです。

 病後、往診してくださったかかりつけの女性医師から、美しい紅葉の絵はがきが届きました。「感染したということは、抗体がたくさんできたということです。おいしい物をたくさん食べて、楽しいことを考えて前向きに生きていくように」と書いてありました。沈みがちの私の心が明るくなりました。

 長い間、世界中の人々を苦しめているコロナ禍の一日も早い収束を願いながら、子どもや孫、友人と会える日を待っています。皆さんのおかげで生き延びられた私の人生です。

 最近は、本紙に掲載される「なぞ解き広場」を最大の楽しみにして、過ごしています。ホームの入居者の皆さん、いつも笑顔で接してくださる職員の皆さん、毎食心を込めて季節の物をおいしく調理してくださる調理師さん、皆さんに感謝して天寿を全うしたいと思っています。(匿名希望・97歳・長野市)

4 Comments

  1. TAKA より:

    学ばせていただくことがいっぱいですね。
    マイナスと捉えてしまいがちなことも見方を変えればプラスに!
    母の認知症についていけず、ついつい知り合いの保健師さんに愚痴っていたら、「よく分かるわー、うちの親もそうだから、でも90歳で足腰しっかりしていて、紙パンツせずひとりでトイレに行けるなんて凄いね。」と言われてはっとしました。
    母のマイナス面ばかり気にしていたけど、考えてみればそうだなぁと。
    家にふたりでいるとつい私がイライラしてしまうので、今日は外に出て一緒に庭の草刈りをしました。
    不思議と穏やかな一日を過ごせました。

    そして、なに事も感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしたいものですね。

  2. tae より:

    介護は、精神的にも、体力的にも工夫が必要だなあ・・・というか・・・弱音ばかりの私です。実際、たいへんですよね。
    ショートから戻ったばあちゃんのADLが急速に落ちていて、転んで起き上がれなかったり、トイレの関係が大変になっています。本人はトイレの汚れを、手を洗った時に水がこぼれただけ・・・と強がったり。黙って掃除すれば良いものを、「違うでしょ」と言ってしまっては反省し、外で深呼吸している私です。

    “良いことの押し付け”になってはいけないなあ。と思いながらも、館内あちこちに新聞の投稿を貼りだしてみました。
    今回の投稿で私が一番尊敬しているところは、刻刻と変わるご自身の状況を全て受け入れているところです。身を任せるというか、委ねることが出来ること。
    私はいつも、自分が・・・自分が ・・・ってなってしまうので・・・

    最近のコロナ発生で、陽性者を介護したヘルパーさんが感染してしまいまい、そのヘルパーさんに精神的につらい思いをさせてしまいました。そうしたら、今回の97歳の投稿者が「私もコロナにかかったけど、97年生きてきた中で、こんなこと、そう大したことじゃない。ヘルパーさん、大丈夫だよ。ちゃんと元に戻るから。他の人が、いろいろ言ったら、じゃあ、悔しかったらあなたもコロナにかかってみろって言ってやりなさい」と言っています。すごく救われています。

    いろいろとしんどいですけれど、ちょっと工夫してみようと思います。まずは、ばあちゃんのこと・玄関のスロープ設置して、車椅子で行ける範囲を広げたり、トイレまでの導線を確保できるように手すりとかつけようかなあ。などケアマネさんに相談してみます。

  3. yumi より:

    しなやかな97歳に、それを支えるたえさんの職場の皆さんに大きな拍手です。物事のコアの部分から、ちょっと離れれることができると見えるものも変わります。先日、台風の中に飛行機で突っ込んで、台風の成長の様子を観察した大学の先生のことをテレビでやっていましたが、物事の根っこを十分知ることもまた大事なのかとも。一番きついのは、暴風雨圏に巻き込まれること。毎日些細なことが気になって、電話してくる義父は、ずっと暴風雨圏にいて助けを求めている状態なのだと思います。

    2日間甲種防火管理者講習受講してきました。完全座学での2日間はきつかったです。学びが体に入るのは、やはり参加することだと改めて思います。どんな講座も受講者がわかるものにしてほしいし、寝てしまうこと許可してしまうなんて、講義する立場の人にはあってはならないと思いました。(そして2日間の講義中に、何度も義父からの電話着信がありました笑)

    今週かずえ先生、かおり先生が体調不良で木島平、野沢こども園と連日一人で行くことに。季節の変わり目、一番大事なのは自分の身体の声をしっかり聴くことですね。

  4. tae より:

    防火管理者の講習、気が遠くなるほど長く感じたのを覚えています。きっと、まるまる2日時間を空けることはたいへんなことだと思います。
    毎年2回の防災訓練をしたり、消防計画を立てたり、設備の点検をする時に、ああ、そういえば、そうだったなあ、と、やっと現場で役立てられるようになってきました。

    束の間のショートステイから、ばあちゃんが戻ります。なるべく無理しないようにお付き合いしてみようと思います。
    ばあちゃんが希望することはいっぱいあるけれど、全部叶えてあげることは無理だ。それが、ちょっとずつ私自身腑に落ちてきました。

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