ハセくん

tae | 未分類
26 1月 2023

ハセくんは、30歳男子の設備やさんです。きっと今日あたり極寒で凍ってしまった水道修理に飛び回っていることと思います。

このハセくん、半年前から私の職場の担当となったのですが、パソコン上のこちらのデータを全て飛ばしてしまったり、見積もりをお願いすると違うものが出てきたり、何かお願いをしても、暖簾に腕押し、糠にくぎ状態で、元請けさんに私も一緒に怒られたりしています。

困ったなあ。と思って、ダメもとで、ハセくんの大先輩のイトウさんに相談すると、「え?うちのハセ、そんなに出来てない?」と言って、昨日、ハセくんの仕事に同行して来てくれました。雪の中、じっとイトウ先輩の到着を待つハセくんの姿に、良い先輩・後輩関係が築けているんだなあ。と感じました。

いざ、イトウさんが到着すると、ハセくん、水を得た魚のように、クルクルよく働くんです。2人で図面みながらイトウさんに意見する姿もみられ、私は「ハセくんがこんなに楽しそうに仕事している姿、初めてみた。いつも一緒に怒られてシュンとしているもんね。でも、今日、ハセくん、プロにみえる。眩しい。うれしい。」とまた、余計な世話焼きおばさんの発言をしてしまいました。

そういえば、イトウさんは、こちらのビルの建設時、どんなピンチの時でも冷静に、穏やかに対処していたっけなあ。あのころ30代、今50、ハセくんにとって、憧れの先輩なんだなあ。と思いました。

人を動かすのは、人なんだなあ。極寒の屋上で、雪まみれになりながら、なんだか心は温かかったです。

3 Comments

  1. tae より:

    ハセくん力発揮してくれて、すごかったんだよ!
    と職場の70代女性に話したら
    「私は、そうやって上司の前だけ働く人は嫌いだ」
    と言われてしまいました。
    つくづく、いろんな方向からの見方があるもんだと実感しています。

  2. yumi より:

    きっと、その女性は上司の前だけ働く人のせいで、たくさん嫌な思いしたんですね。人に対するいろいろな見方があることそのものが良くも悪くもある。ダイバーシティの受け入れって簡単なことじゃないですね。でも違う意見の人、違う見方の人と対することは自分にはすごく大事なこと。違いを一旦受け入れられた時、多分現世で生き直しができているのかな笑
    ハセくんは誰かと一緒の時、きっと仕事に集中できるのですね。そこから出発して、力発揮しながら独り立ちしていくのでしょう。その時間をゆっくり見守る社会の一員でいたいな。

  3. tae より:

    ありがとうございます。
    そうなんです。今のところハセくんには潤滑油となってくれる人が必要なんだなあ。と思います。私、穏やかな気持ちで人と接していないとき、見えないことばかりです。

    その女性・・・厨房の中心の人なのですが、感情が爆発してしまい、ここ1週間関わる人全員に八つ当たり状態です。その人にはそうなるだけの充分な理由があると思うのですが、ダイバーシティーの受け入れって本当に簡単ではないですね。
    その人の言動を見聞きしながら、自分でもそうやって感情をむき出しにして、さんざん人に迷惑をかけてきたなあ。という思いもあり、そうするとその女性を責める気にもならずにいます。

    私自身、心を強く健康にしたいです。穏やかな気持ちで過ごしたいです。

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