おかげさまで行かせていただきました

tae | 未分類
2 5月 2011

「希望」の「生き方」に行かせていただきました。

私は、自分の中に柱を建てたくて、 絶対に行きたいと思いました。ひとつには、野球部のことがありました。1年生の今の状況を気の毒に思う親から 「米持くんだって、1年生の責任者の同級生から暴言吐かれたって。学校に一緒に文句言いませんか?」という動きがあったり、「しょっぱなから、ゴリンに刈らされて。3年生のある子の指示だって」・・・なんて、どうでもいいメールが来たり。その都度、「翔は覚悟の上ですから。先輩から後輩が大切なことを教えてもらう環境って貴重ですよ」「大好きな野球やるために、本人が我慢したり、乗り越えなければならないこともありますから」「ゴリン、初めてやってみたんですけど、マジックテープみたいで、タオルが滑らないって、家族で面白がってます」・・・と言うのですが、なかなか気持ちを伝えられず・・・

その同級生だって、イライラの原因が翔であるけれど、その子は、チームのために自分が悪者にまでなってくれていること。翔だって、すごいへこみようだけど、どこかで理解してる。練習後、迎えが必要な時にかかってくる「終わったよ」コールの後ろでは、仲間とじゃれ合っている様子が伝わってくる。顧問の先生の、「おまえのでっかい身体がいつか野球に役に立つことがあるからな」の言葉に光を感じている。

だから、「私は、今、絶対に学校に文句言わない。」 ・・・ 書けば書くほど、言い訳がましく、ブレブレのままですが、行ってきました。 

木村さんと武田さんの対談

3 Comments

  1. tae より:

    木村秋則さん、武田鉄也さんの対談より心に残ったところ(抜粋です)

    木村さんの出発点
    ・もしも、リンゴが無農薬でできたら、どれだけ女房が楽できるだろう

    最初の失敗
    木村さん: 人間の口に入れても安全なもので、農薬に代わるもの、安全な農薬のようなものを使おうとしたんです。これが、失敗だったんです。
    今まで農薬で抑えて来たから、虫の生態がわからなかった。

    武田さん: 人間は、物差しを持ちすぎると、自然の言葉が分からなくなるんですね。

    木村さん:農薬に代わるものではなく、土の力、木の力を引き出すこと。それにはどうしたらいいんだろうとなったんです。

    武田さん:木村さんが努力すれば、努力するほど、それは、リンゴにとって、過酷な状態になっていったんですね。

    ~・~私は、ドキッとしました。私が頑張るほどに、子どもにとって、過酷な状況を作っていく~・~

    木村さん:なにやっても、だめだったり、葉っぱが落ちるってことは、でんぷんなしで、ご飯食べずにリンゴの木に生きろっていうようなものだから。わるくてねえ。
    今までは、「いっこでも実らせてちょうだい」って思っていたのが、「1こも実らなくていいから、生きてください」って思ったの。

    ~・~・~・

    木村さん: この前ね、ありの行列があったのよ。それを悪さしてさ、棒で邪魔してみたの。そうしたら、そのありの行列がさ、何が起こったかってぐらいに慌てふためいていたのさ。この間の地震ね。あの時の状況を宇宙からみたら、こんな感じかなって思ったのさ。人間は、自然の中に置かれているだけ。生かされているんです。だから、人間はもっと人間らしくしなきゃいけない。

    木村さん: 農家はね、それで生活しているから、「農法」じゃないんです。だから、「自然栽培」って言葉を自分でつくったんです。それで、この言葉、変に使われてはいけないと思って、登録しようとしたら、もう、一般用語になっているから、登録出来ないって。えっ?自分が作った言葉がこんなに広く使われているって分かったとき、これは、自然栽培に温かいご支援をお願いしたいって思った。農家の人は、今、風評被害にも耐えて生きています。温かいご支援をお願いします。

    木村さんは、対談で終始穏やかな口調で武田さんだけを見つめられてお話されました。こちらからは、ずーっと横顔を拝見しました。

    帰りのタクシーを待っていると、ちょうど木村さんがいらっしゃいました。北島由美先生という方に紹介していただいたこと。今度また、宇宙や宇宙人のお話もお聞きしたいとお話したら、がはは!と口の中が見えるほど笑われました。

    降りてゆく生き方

  2. tae より:

    映画「降りてゆく生き方」より抜粋

    ◎酒蔵のおかみさんの言葉より

    「酒は、人間が造るんじゃない、蔵がつくる。微生物が造るんだ」

    「発酵と腐敗って、同じことなんです。人間にとって有益だったら、発酵とよばれ、有害だったら、腐敗ってよばれます。自分のもの、自分のお金、自分の成功、自分の自分のって我欲は、腐敗を招きます。でも、その道をとことん体験して、はじめて腐敗にいきあたって、そして、発酵の大切さがわかる人も、必ずいます。」

    「よくなるために、悪くなるってことがあることを、忘れないでほしいです。」

    ◎無肥料自然栽培を営む二宮さんの言葉

    「米は、人間が作ったんじゃない。土がつくってくれたんだ。自然が作ってくれたんだ。」

    (農家の二宮さんは、酒蔵のおかみさんの言葉に、自分と同じものを感じ、自分の米、玄米で酒を造ってほしいという・・・・米という自分の命を託すこと・・・・すーっと、田中先生と由美先生のお顔が浮かびました。)

    ◎スタッフの方の言葉

    「何でも最初は1人です。弱いところ、遠いところ、小さいところから始まります」

    いろいろと、この映画の解説があります。自分がみて感じたのことは、子どもたちが、自ら命名した「命」という小熊に出逢った時、命が住む森に目を向けた。くまも、キツネも、鳥も、草も、木も、人間も、みんなひとつの命で繋がっていることを知った。美加さんのコメントにあったように・・・。そして、その時に、しがらみの鎖がブチンブチンと切れて、地域全体が動きだした気がしました・・・

    ~・~・~・~

    一日中、いろいろなことを考えた日でした。
    そして、自分がいかに大袈裟であるか、顔から火がでるような思いになりました。今、大切な人を大切にしたい気持ちだけです。守るということは、かばう、とか、擁護することだけではないことも見えてきました。母として、翔や彩に自分の力で前に進んでもらうこと。帰ってきてからも、相変わらずいろいろあります。今、ひとつずつ、立ち止まっています。即動けなかったり、自分の頭の中のことを整理出来ない自分にイライラしながらも、都度深呼吸して、一つずつ、丁寧にいこうと思います。

    いつの間にか、何かに我慢するという感覚がなくなって、楽になっている自分がいます。

    映画に関わっていらっしゃるスタッフ皆様にも本当に頭が下がる思いでした。電話でお話しただけの秋田さんは、駆け寄ってきてくださって、いろいろなお話をしてくださいました。取材に取材を重ねて「ご縁」によって作られた映画なので、すごい人に会うたびに、本をゼロから書き直したこと。10回は書かれたので、その地点で2年は経過していたようです。何百人も集まった会場でも、スタッフの方々からは、「自分たちが造った映画」ではなく、「ご縁によって、今もなお育てていただいている映画」というスタンスを感じました。
    十日町の市役所の方もみえていました。ロケ地となった十日町で上映したい希望があるそうです。配給会社に頼らず、人と人との繋がりで紡がれていく映画上映です。

  3. yumi より:

    敬和の寮祭の最後に、生徒たちが決めたと言う寮祭礼拝が、今年初めて行われました。
    そこで、引用された聖書の言葉が、しっかりつながっているように感じます。

    ルカによる福音書12章22−23節
    それから、イエスは弟子たちに言われた。「だから、言っておく。命の事で何を食べようか、体の事で何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服より大切だ。」

    マタイによる福音書7章7−8
    「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」

    さらに、生徒たちが皆で考えた祈りの一節です。
    ‥…どうか、そのような私たちに、今すべき事を判断できる知恵とそれを実行に移す力をお与え下さい。‥
    (全文はまたコピーしておきます)

    それぞれが、それぞれの生き方を極めていく事。「みんなで」とか「一緒に」の前に、自分に問いながら生きる事の意味を、改めて感じました。

    今月、たくさんの新しい場所(小学校、幼稚園等)にでかけます。そこで子どもたちとリトミックをする事が、今私のすべき事であると思うと、その準備にも気持ちが入ります。
    月例会も始まります。5月、私にとって大切な一歩です。(もちろん中垣先生のことも)

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