直接言えばいいじゃないですか
kazu | kazu, member8 6月 2011
今日,児童集会があり,福祉交流委員会が「なかよしの木」と題し,一人3枚の紙を渡すので,○○さんにこんな良いことをしてもらって嬉しかった…といったことを書いて下さいという連絡があった。さらに,全校がそうしたことをやることで,友だちの輪が広がっていきますとも言っていた。
「何か質問,意見ありますか?」となった。担任は相変わらずボーッとしていた。5-1の子どもたちが一気に5人も手を上げている。
「あのう,友だちにされたことで嬉しかったことだったら,直接本人に言えばいいと思うんですけど」と空さん。続いて,「模造紙を何枚もつなげて創った大きな木にそうしたメッセージをつけていくと言うけれど,本当に読みますかね?」と葉菜子さん。とどめは「なぜ3枚なのでしょうか」と黎さん。
いやはや,担任としては他の先生方の視線が気になって冷や汗たらたら…教室に帰ったらようでもないこと言うな!と説教使用と思っていた。
教室に戻り,案の定,歩優という子が質問した。「空さん,どうしてあの質問したの?」空さんが少し語ると,「歩優はね,反対意見を言っているんじゃないんだ。委員会の人が友達の輪を広げるって言ってたじゃん。でも,知らない人のことを紙に○○さんの良いところは…なんて書けない。書けるとしたら,知り合いだからこそ書けるんだよ。だから,このなかよしの木は友達の輪を広げるためじゃなくて,もっと深くしていくための木なんじゃないかな」
教室中が「なるほど」となる。私まで「なるほど」となる。そこで,学級の福祉交流委員会の海咲さんと真和さんが立ち上がる。「実は,私たち,今日の児童集会が終わってすぐ,委員会の人たちに,今日の児童集会の振り返り(反省)をすべきだ」って提案したんです。そうしたら委員長さんが,じゃあ,今日の2時休みに集まることになっていると言ってくれました地。今出た意見をちゃんと言ってきたいと思います。
否定や誹謗で終わってしまうことがあるから…今こそ,力を合わせる時だと思うんだが…。
人の行っている事を、ちゃんと聴いているから、自分はこう思うと言う事が言える。
本当に大事な事は、ちゃんと目を見て伝える事だと知っていて、毎日そうしているから、落ちるところにすとんと落ちる。
ねばならない、すべきだ という方法論で生きていると、毎日何を見ていなくちゃいけないのか分からなくなってしまうのかも。
児童会変わっていきますね、どんどんと。
このところ、自分の中で人との関わりがなんとなく今までと違ったかんじになっているのを感じています。
人の言っていることに聴き入ること・・・・昨日のリトミックでも、その大事さを切に感じました。