今一度足もとから授業を創る
kazu | kazu, member2 10月 2011
木島平小学校に異動して2年目。
教務主任という立場に振り回されながら、今日まできた。
木曜日のことだった。中野平中学校の自主公開授業に参加した。参加の目的は「教え子たちに会いたい」という単純なものだった。そこで,中2の子どもたちの理科の授業(電気の抵抗)を観たり,研究会に参加してみたり,佐藤学先生の講演を聞いたりした。
ドキッとすることばかりだった。「ひょっとすると…」と思うことが浮かんできた。
教務主任という役職の権力と48歳という年齢の圧力を笠に着てこの2年間先生方と接していなかっただろうか。
忙しい忙しいといいながら,授業を適当にやっていなかっただろうか。
確かにそうしていた…間違いない…
以下の文書はめぐり巡って上記2点が浮かんでくるきっかけとなった佐藤学先生の言葉である。
「
中野平中の合唱聴いてきました。
「え?」と思いました。
去年と違う雰囲気を感じたからです。
夜美加さんから音楽専科が変わった事を聴きました。一人の音楽専科のせいだけではないと思いますが、でも音楽という教科だからこそ、明らかになる事が大きいと思うと少し怖くなりました。私自身と重なったからです。
「素直」と言う言葉の表と裏を見た気がしました。
中学生のどうにもならないエネルギーはどこにいったのだろうって。
宮﨑先生が「学校の中にいたら、本当に難しい。」とおっしゃっていた子どもを受け止める、待つ、声を聴く教育。なんでなんだろう?一番大切な事なのに。
由美先生、お忙しいところありがとうございました。
4年生の時にみんなで流浪の民を歌ったときの、田中先生の指揮を見るあの食い入るよう目、体からあふれてくるあのパワーはどうしたの?
「この学校の生徒たちは素直だと校長先生に聞きました、本当に素直な歌声で・・・」 と審査員の先生
なんか違う・・・ちょうど前日に多恵さんに届けていただいた、「教育の力」 合唱聞きながらその中に書いてあったことが頭の中をぐるぐるしてた
なんだかいたたまれなくて由美先生に夜メールしたんです。
良い子でいるほうが楽になった? あきらめちゃった?
表面的なところ、形を整えることより、もっと大切なことあるのに
奈央が4月頃よく怒って言ってました「先生たちはきれいごとばっかり、自分は先生だ!って顔しててさあ。でも学校で一番えらいのは毎日一生懸命掃除しててくれるおじさんだよ」
「奈央はどっちの人間になりたいの?」
「そんなの決まってるじゃん」 そっくり私にかえってきた。
私自身はほんとはどうなんだろう?
「みずからの心の闇」を直視できない親や教師は、多分、「こどもの心の闇」に気がつかない。 「教育の力」に書いてありました。
田中先生のブログにあった「私の素の姿を見せていく・・」
そういう自分になりたい。
巡りめぐって…2つの言葉が自分に返ってきた…
ここで,やめてしまっていた
1,子どもたちが話しあっているところに(グループで)口を出すのはよくない。
2,誠実な授業をめざす
3,人のものをみてはいけないという発想を教師は捨てるべきである。子どもは最初は見よう見まねで学んでいく
こんなところだっただろうか。
音楽会が近づいてきている。昨年であった子どもたちは歌から離れようとしない。歌から逃げない子どもたちである。
音楽とは総合学習である。発声指導も根源は「はもりたい」という願いのもとにある。
上手かそうでないかの他からの評価が前提ではない。
まずはその子その子の祈りがそこに表現されているかどうかだと感じている。
昨日,体育館のステージづくりをした。専科の先生に木琴を体育館のフロアーに設置するのはだめだといった。
木琴をステージの上に上げたら,保護者から子どもたちが見えなくなる…と言われた。
「違う,見えて欲しいのは,子どもたちの眼が指揮をみることなんだ。指揮は子どもと先生のドラマづくりの場なんだ。そこをはずして見た目をよくすることが演奏ではない。」といった。
そういう場づくりが完成した。…が,これからどうなるだろう。
音楽会は26日です。聴きにいきましょう.。田中学級はもちろんですが、そこから流れ出る生きるエネルギーが、他の学級にも届いているのがきっとわかります。
このごろ、音楽会の楽譜をレッスンに持参する子が増え、学校の話をたくさんしてくれます。困っている事に、こっそりアドバイスすると、「ああ!」って笑顔になる。
ピアノの子たちも、このところグループレッスンにしたら、子どもたちも私も楽しくなりました。子どもたちが子どもたちから学ぶ。私が子どもたちから学ぶ。そしてほんの少しのきっかけをつくったら、自分たちでなんとかする。そして、一人一人の音を聴き合う。
音楽はあわせられるから、感動するのだと改めて思います。先日の音楽集会で後ろからしか見えなかった木島平小学校の子どもたちの表情と真っ正面から向き合う事に、いまからどきどきしています。
どうぞ,出かけてこっそりみてみてください。
少しずつですが,変わりつつある子どもたちの様子が見られると思います。成果とかそういうことじゃなくて,一生懸命私たちなりに歩んできている道が見え隠れしているはずです。
DVDの皆さんの生の姿を拝見させていただけるのですね。
いつも、すみません。本当にありがとうございます。
近々のブログを読ませていただいていたら、私はあるたいへんな間違いをしていることに気がつきました。そして、やっと職場のある仲間に、ごめんなさい、とありがとうございますの電話ができたところです。「やらなければいけない」事ばかりを追いかけていた自分がいました。本当の自分の気持ちはどうなの?って考えたら、そのことは「やりたい」事ばかりでした。それに気がついた瞬間に心の中の逃げ道分のスペースがすっきり空きました。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
指揮者と歌い手、演奏者って目と目 体全体でコミュニケーヨンしてる
そしてその関係がどれだけ深いか、信じあえているか・・・
歌う子供たちの思いと指揮する先生の思いが重なりあう・・・
見てる人たちにもきっと伝わってくるんでしょうね、なんだかわくわくしてきました。
わー、26日がとても楽しみです。
ぜひよろしくお願いします。
明日は検診の結果を聞きに病院に行く日で、ちょっと気が重かったのですが・・・急に元気が出てきました。
いつもありがとうございます。
子ども達の歌う姿を見させていただけること、本当にありがとうございます。
そして、由美先生にも、小西先生のブックレット等、本当にありがとうございます。
音源となる「大切な他者」・・・リトミックの皆さんの事思いました。改めてかけがえのない学習、出会いを頂いている事、感謝でいっぱいになります。
木島平で、子ども達の大切な音を大切に出来るように、そっと聴かせていただきたいです。
いつもありがとうございます。
みんな一人になって静かに聴きましょうね。
それぞれがそれぞれに感じられるように。
時間のある人は終わったらランチでも。