存在そのもの

tae | 未分類
25 9月 2011

 敬和の会にお邪魔させていただきました。由美先生に紹介していただいて、貴重な時間をいただいたこと本当にありがとうございました。
 私は翔の部活のことで迷いの中にいました。前日のPTA慰労会で教頭先生が「翔、このところ痩せたよな。野球部でだいぶ絞られているのはみているから。頑張れよ。」と私に声をかけてくださいました。
 担任の先生は「クラスの中でもあまりにも他人に対して思いやりのない奴らもいるのは事実です。翔に対してだけではなくて、他の人に対しても上から物を言ったり、威圧したりするんです。そういう子のことは、職員全員が把握しているんですけれど、お家で気がついたことがあれば、どんなことでも教えてほしいです」と。本当にありがたいと思いました。
 ただ、自分の中に【学校に対してではなく、自分に】どうしてもストンと落ちない何かが残りました。奴らといわれるT君のお母さんは、「うちのT、彩ちゃんの目が怖いっていうんだよね」と言っていました。それは、Tくんの中にどこかで悪いなっていう気持ちがあるから彩の目線が怖いのではないか(隣のクラスで様子がよく分かるらしく)・・・とも勝手に想像していました。

 敬和学園のパンフレットには「存在そのものを大切にする学校です」とありました。校長先生のお話を聞きながら、存在というところで、一つストンと落ちたことがありました。
 私たち1人1人の関係は、神様に対しての関係で、他の方々が生かされているのと同じように、こんなダメなところばかりの私でさえも平等に生かされている。
 野球部内の関係をみたとき、先輩後輩の関係とか、技術レベルが高いかは大切だけれど、一番先に在るものではないと思いました。本当は、野球をする人が集まっているチームということがベースに在るはず。と思ったのです。そうしたら、私、自分の中で強い人、弱い人、とか分けてその片方の「弱い人」の存在を守ってほしいなあ。って思っていたのではないかなあ。それがどこかで上下関係をつくって自分を苦しめていたんだなあと思いました。
 「全ての人、ひとりひとりの存在そのもの」を思って、はっとしました。そうしたら、翔だってなんにも遠慮することはない。自分が出来ることを一生懸命やれればいい、とストンと落ちました。

 敬和学園の校長先生のお話の中にあった「使命」ということも大切に思います。自分が習ってきたことを伝えていかなければなりません。翔は今、一方方向からしか見ていないから、「ぼくは2年生になった時に自分がされて嫌だったことは後輩にしない」と言います。敬和のパンフレットの中の、千恵里ちゃんの言葉に「今まで必要ないと思っていたルールとかが、本当は大切だったことに気づきました」とありました。すごい!と思いました。翔も彩もこれからどう高校生活を送るのか・・何に気がついてどんな風に考えていくのか・・・いろいろな経験が出来るといいなあ・・・と少し楽しみになってきました。

 職場で小学生のお母さんに敬和のパンフレットを差し上げました。いろんな可能性があることを思うと、心が軽やかになります。

6 Comments

  1. kin より:

    敬和の会、私もお邪魔させていただきました。まず私、教会という空間にお邪魔させていただくことも初めてでした。二階のテラスを通り抜けて行くときに、ツタの絡まる木々達の森が見守ってくださるようにまずお出迎えをしてくれました。お部屋に入って、小西校長先生を囲んで、並べられているテーブルにお茶とお菓子が由美先生によって並べられています。川田先生を囲んでの初心の会の様子を思いました。帰りに多恵さんが「片付けをお手伝いしていこう」とすっと言われたとき、やはり凄いな(いつも多恵さん、皆さん、自然に手足を動かされています)と思い、そうだと思い、本当に嬉しくなりました。初心の会でも川田先生、皆さんの対話の余韻が静かに流れる空間とあたたかさの残るイスや道具を黙って片付けさせていただけること、とってもとっても嬉しいと思ったこと・・ふっと重なりながら、ほんのわずかのお手伝いで申し訳ないのですが、とってもとっても嬉しくなりました。
    小西校長先生が言われた「対話」という事の言葉が心に残っています。本当に本当にありがたく、聞かせていただいたお話しに感謝でいっぱいになりました。敬和さんのビデオを見させていただきながら、校長先生のお話を聞かせていただきながら、ちえりちゃんの姿に思い馳せました。「一人一人にストーリーがあり、一人一人の生きた言葉で対話する・・・」先生の言葉が響いています。ちえりちゃん、翔君の言葉の命の重みを思いました。自分で考えている言葉・・・どんなに大変でそこには私には計り知れない道のりがあるということ、智のなかで考えている言葉の事も思いました。簡単に口出しの私は愚かです。
    ミスドでの時間も改めて感謝でいっぱいになりました。
    皆さんの言葉、生きた言葉、大切な大切な事・・・。
    リトミックの時間も身体いっぱいの対話の時間・・・思いがけない生きた動き、言葉も本当に凄いことと思いました。前回の柳原リトミックでも、はじめての体験の子ども達が自由に自分を出していました。藍樹君が学級長のようにみんなを思い、見守ったり、声かけしたりしている姿も初めての子にそれぞれ繋がっていて凄いです。次回も学ばせていただけること楽しみです。ありがとうございます。

  2. yumi より:

    敬和の会が、大人の学ぶきっかけになったらいいと思っています。ご参加ありがとうございました。

  3. TAKA より:

    敬和のパンフレットやブックレットいただきました。
    いつもありがとうございます。

    読ませていただいていると、川田先生のお姿が想い出され、なんだかとても温かい穏やかな気持ちになったと同時に、強い衝撃もうけました。

    ブックレット読ませていただいていたら「上から目線の態度や生き方を捨てることの大切さ」
    と書かれていて・・・・
    同じ目線に立つということは、その人に能力があるかないかで価値をきめるのではなく、存在そのものに価値があると考えることです。と。
    ガーン!
    やっぱり私は上から目線でみているんだと思いました。

    そしてさらに読ませていただくと、「神様の声というのは、大声ではありません。静かにしてこそ聴こえてくるものです。
    聴こうとする姿勢がなければ聴こえてきません。自分は絶対正しいという姿勢を持つ限り聴こえてきません。そこに謙虚な姿勢があって初めて聴こえてくるものです。」と・・・・

    あー、私は相手の声を、聴きたい、聴きたいと想いながら自分は正しいと思っていて・・・謙虚な姿勢はそこにはなく・・・
    だから聞いていても、聴いてなくて・・・

    このところ失敗や、落ち込むことが多いけれど次になかなか繋がらず・・・というよりは自分で繋げてないことに気づき・・・

    柳原のリトミックの先生方のお姿をみさせていただいていると、失敗しても次はどうしたらいいかすぐその場で皆で話し合い、謙虚に受け入れ、次回はこうしようと実行なさっていて、すごいなーと思いました。
    そんなお姿から私もたくさんエネルギーをいただいています。
    よーし、がんばるぞと!という気持ちになります。

    こうして学ばさせていただけること、本当にありがとうございます。
    次回もよろしくお願いします。

  4. mika より:

    昨日リトミック通信が届きました、その中での岩崎会長の言葉

    親の考え方(価値観)は、子供にとって最上のお手本となります。・・・親が何に価値観を置いているかによって、その子の価値観も決まるのです。しかし、価値観に正解などは存在しません。お父さん、お母さんが、ともに考えながら、子供たちの将来によい価値観を見つけていければ、こんなに素晴らしいことはないでしょう。

    子供はなかなかお母さんの思い通りにはいかないもの。それは「つくった」ものではなく「授かった」もの」だから・・・

    「授かった」もの  なんだかこの言葉がずっしりと心にあります

    毎日朝から先生の怒鳴る声と落ち着かない子供たち
    運動会の準備でほんとに忙しい  あるへの先生の批判悪口「そうなことしてるならもっと子供のこと見て」って思ってしまう気持ちがふつふつとわいてきてしまう。
    先生たちの負担が少しでも軽くなれば・・だからおもらし、うんちのオムツ換え、掃除、荷物運び、おんぶ抱っこ
    自分にできることしようと決めてやったけど、結局腰痛めたり、体が思うようにいかない
    なんだか体が気持ちについていかないようで

    多恵さんに敬和の資料届けていただきました。
    やっぱり自分がこんなにがんばってるのに・・・って思い上がりあるんだなあ
    また参加させてください、ありがとうございました。

  5. yumi より:

    続いてのプレゼント
    「教育の力」安積力也著
    皆さんの分確保できました。お手元に届くまでお待ちください。
    しっかり読んでください。

  6. tae より:

    わ!!またまたサプライズです。本当に本当にありがとうございます。

    柳原のリトミックチームですごいと思うことの一つが、お互いを尊敬して大切にしていらっしゃるということ。だからこそ、なれ合いの関係ではないこと。

    「授かる」ということ。今日もいろいろな事のなかで、ふっとああ、これって私授かったことなんだ。と思うと、ああ、私救いの中にいるんだ・・・。とふーっと息ができます。

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