4歳児
yumi | member, yumi19 10月 2011
K君とY君、男2人の4歳児クラス。K君が自分の思うような絵がかけず、紙や折り紙など全部机からまき散らして言った。「もう何にもやらない!」
そういいつつ廊下で座っている。一方Y君は黙々と自分の作品を作り、それなりに完成させた。私はK君に対しては「いいよ、やらなくても」と冷たくほったらかしてから、K君の投げ出したパーツを拾い集め画用紙の上に並べておいた。Y君は次の課題に向かい、五線紙の上にソをみつけている。すると廊下にいたはずのK君が、画用紙にのりでパーツをはりはじめ、気に入らなかったはずのクラフトを完成させた。さらに、「ソのつくもの知ってるよ」と、何事もなかったかのようにレッスンに加わった。
いつも迷い悩む事がある。機嫌が悪い子がかんしゃく起こしたり、すねたり、そんな連続のなか、ちゃんと伝えるべきことは何か ということ。
「なんでまき散らすの?」「何がきにいらないの?」はK君には禁句。頭の中で考えていることと、実際がちがっていて、それが気に入らなくて投げ出す子はK君に限った事ではない。そんなとき、自分のやった(できた)事が、どれだけよいかをどうやって伝えるか。
男子だけのクラスは、いつも頭の切り替えをしていかないと何をやったかわからなくなってしまう。昨日の男子だけの1歳クラスはフープのトンネルをくぐって、スカーフでいないいないばあができた。今日の4歳男子2人は、まねっこリズム、ソの音、ケンケンパーと三拍子のダンスを何とかクリア。1年後の彼らに期待するのみ。
「もうなにもやらない」 でもほんとはやりたいK君の気持ち受け止めて待っていてくれる由美先生 きっとK君はわかってる。 そんな人が自分のまわりに一人でもいてくれたらいいんだと思います。
昨日から年長の先生が突然保育園に来なくなってしまいました。「他の先生の言うこときくのに私の言うことなんてきかない・・」 「私なんていなくてもいい・・」 「○○先生とはあわない・・」
「他の先生がどうこうじゃなくて、子供たちがどうか・・なんだと思うんだよね。言うことをきかせるんじゃなくて、気持ちが伝わる自分にならなくちゃって私なんかいつもそれで悩むんだけどさあ・・」
こんな話を何回もしたことがあります。なんでも言うこときくいい子 親も先生たちもそれがいい 楽でいい そう感じることが多くて。 ”待つ”ことって大切、だけれど難しい
2歳児クラスは半数近くが長時間保育、朝7時半から6時近くまでいる子も。自分のことかまってもらいたくてあれこれだだこねる さっきまであんなに癇癪おこしてた子がす~っと素直になる瞬間ってほんとにうれしい、これがあるからまたがんばろうって思えます。そんなときの自分はきっと「この先生は待っててくれるんだ」って信じてもらってるんだろうなあ。
一人一人の子ども達の今を大切にしているから、その今がリトミックの時間になって、空間になっているんだなと・・・中野リトミックでも柳原リトミックでも教えていただいていること思いました。そんな大切な今のなかで、感覚ずれてしまっている私ですが皆さんと動きながら学習させていただけますこと、いつもいつもありがとうございます。
・・私たら、息子の今をその表面だけを捉えて、とがめるように大袈裟にしてしまって、子供の心の動きの過程ををもないがしろにしていること・・・分かりました。
・・・大切なこと・・耳をすまして、みつめて行きたいです。