なんだろう・・・
tae | tae, 未分類7 3月 2012
私は、ブログに「子どもから学びたい」「先生方、学ばせてください」とか書いてしまうのですが、もしかしたら、子どもを見たい、と簡単に書いてしまうけれど、その意味を履き違えているのではないか・・・という思いがこみ上げていました。自分が何を大事にしたいのか、ということをもっと突っ込んで整理しなければ。と思いはじめています。
土曜日のリトミックの日、由美先生や田中先生のお姿を目の前にして、ちっぽけな事で思い悩んでいる自分がどうしようもなく情けなくなりながらも、何かが自分の中で動いているような気がしました。
昨日は、ヘルパー講習でした。授業は、人間の尊厳っていったいなんだろう。っていうところです。人それぞれ、生きてきた道があるのだから、どのような状況であっても、絶対に人を否定してはいけない。から始まって、おじいさん、おばあさんと呼ばずにお名前でおよびするように。というところまで、なんとなくピタっしない気持ち悪い感覚でいました。
そして、いざ、実習、ベッドの上の人を車椅子へ移動していただくとき、どうするか。先生:「現場では一番力が安定するように利用者さんの足の間に自分の足を挟んだり、ズボンのベルトの後ろをつかむなんてことをする場合がありますが、それは失礼極まりないことです」と。すると、老人ホームに勤めているMさんが、「先生、人の尊厳って言いますけれど、私たち現場にいて、利用者さんに負担が少ないように、とか、少しでもお役に立てたら、って誰もが思って仕事をさせて頂いているんです。それでも、事故が起きてしまうことがあって。私たちが始末書を書くのは、その事故や事故による怪我についてなんです。安全面なんです。」と。すると、他の受講者からは「矛盾よね。」とか「そうよ、安全面よね。責任が問われるじゃない」とか声がいろいろと上がってきて、私の頭の中はこんがらがってしまいました。
(ふっと、自分の職場のことを思いました。今年の冬はいろいろと厳しくて、亡くなられた方があったり、居室で転倒して骨折者が出ました。お見舞いに行ける人はそこで話しが出来て、「待っていますから。早く帰ってきてね」なんて言えるんだけれども、そうではない場合もあって。)
「その人を大切に思うから、安全に気を配るんだと思うんです。尊厳を大切にするってことも、安全を守るってことも矛盾していないような気がするんですけれど。」と言ってみたものの、クラスがしーんとなってしまいました。
私は失敗ばかりの毎日です。よかれ、と思ったことが結局のところ失礼になってしまうこともある。たまに、その気持ちが通じて利用者さんに救われたり。
自分の頭の中もうまくまとまらず、何だろう、何だろう、となっていて、まだまだ何だろう、が続いています。
このごろ考えるのは、本当の楽しさについてです。
子どもたちは、無秩序な自由が楽しい訳ではないと言う事。一度だけならいいかもしれない。でも「もっと、もっと」と気持ちが続くためには、交通整理をどうするかがポイントになる。
このごろずっとそんな事を考えています。