心が動くときは

tae | member, tae, 未分類
30 9月 2012

彩や翔との関係にトゲトゲしたものを感じ始めると、自分の気持ちを分かってもらいたいと言う気持ち、自分の気持ちを押しつけようという気持ちが生れてきます。
でも、自分で気持ち悪くて嫌なものだから、ふと、こどもが頑張っている姿なんかが自然に浮かんできます。そうすると、気持が落ち着いたりもします。
だけれども、これも一時的な「諦め」で、モヤモヤの根っこは残ったままです。
相手のことを受け入れない限り、自分のことだって受け入れてもらえないことは感じているけれど、心のど真ん中で本当に感じているのか、と言ったら、甚だ怪しいことに気が付きました。

それは何故かというと、昨日、リトミックでこどもたちのすごさを目の当たりにしたからです。
目の当たりにして、「はあ。すごい」と思ったとき、心が動いた気がしました。

例えばステップ5で
「ケーキ」「ケーキ」は 「♩♩」「♩♩」、「きのみ」は「♪♪♩」なんだけど、そこで、あみちゃんが『「♪♪♪♪」だと、「きのみみ」になっちゃうよ。』と。『「クリーム」は、「♪♩♪」なんだけど、「♪♪♩」だと、クリムーになっちゃうよ。』
優しい音や爽やかな音がする楽器で風を表現していたとき・・・「ほんとに風吹いてくるねー」なんて室内に吹き込んでくる風を感じながら、由美先生の「遠くへ行ってもいいよー」という声に、ぐーんと遠くまで飛んでいったお兄ちゃん、もとの場所のあたりにいるあみちゃん、「じゃあ、かれんちゃん、真ん中にいこう」とかれんちゃん。なんだか心地よい距離をこんなに自然に感じ取るのか・・・。と思いました。
途中で由美先生が何気なく、「ファ、ソ、ラ」と弾くと、すぐまた分かっちゃう。常にいろんな方向にアンテナがある。楽しくて仕方ないキラキラした目。おともだちどうしの関わりの中で、倍増する楽しさを感じました。
小学生リトミックのまなちゃんも、全てが自然の動きの中で、縄跳びも、竹とびもスーッと流れるように・・・。

それにしても、このすごいこどもたちを導いてくださる由美先生がいらっしゃいます。
久しぶりに最後までお邪魔して、ゆっくりと見せて頂く中で、終わったあとは放心状態というか、ずっと浸っていたいと思いました。そして、心が動いていくのを感じました。

今、「天地明察」という本を読み始めました。主人公一行は、日本各地で北極星を観測することを通して正確な暦を創る旅に出ています。この途方に暮れてしまいそうな旅の道しるべは「北極星」です。
明るくて見やすいからと言って、「金星」や「木星」を道しるべにしてしまったら・・・・いつも動いてしまうので、迷子になってしまいます。

一番心に据えたいこと。私の北極星、こどもの姿に感動することが出来たなら・・・何かが自分の中で変われるかもしれない。

しなのキャンパスで、リトミックでいただいていることを大切に振り返りながらいます。

2 Comments

  1. TAKA より:

    私も、昨日のリトミックでいろんなことを感じました。

    長くなりそうなのでブログに書かせていただきます。

  2. yumi より:

    中野のリトミックは、思わぬことがたくさん起こります。
    小学生リトミックのまなちゃんが、ぽーんと高いハードルを越えてしまうこと。ちいさなあっちゃんが毎回あそこにいた意味が突然わかったり。
    ステップ5のそれぞれの子たちの役割とというか、あり方のすばらしさにいちいち感動したり。
    しあわせなひとときです。それを見ている皆さんがわかってくださると言うことがどんなにありがたいか。
    子どもたちもお母さんたちも、みなさんがあのクラスの一員であることをずっと前からわかっているのです。見つめるまなざしの暖かさを私もいつも感じています。

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